■尋常性疣贅、汗管腫、軟線維腫など
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●尋常性疣贅（いぼ）
尋常性疣贅、通称「いぼ」は、皮膚の表面に現れる小さく硬い突起です。これはヒトパピローマウイルス（HPV）による感染が原因で起こります。
手や足、顔を含む体のさまざまな部位に現れることがあります。
治療法には、液体窒素を用いた凍結療法、サリチル酸による局所治療、レーザー治療、外科的な切除が含まれます。しかし、ウイルス性であるため、完全に除去するのが難しい場合もあります。
●汗管腫
汗管腫は皮膚の汗腺から発生する良性の小さな腫瘍です。透明あるいは肉色で、水疱のような外見をしています。
主に手のひらや足の裏に出現することが多いですが、稀に他の部位にも現れることがあります。
ほとんどの場合、汗管腫は治療の必要はありませんが、見た目の問題や不快感がある場合は除去されることがあります。治療方法にはレーザー治療、電気凝固術、外科的切除などがあります。
●軟線維腫
軟線維腫は、皮膚の軟部組織から発生する小さな肉色の腫瘍です。基本的に無害で、皮膚から柔らかく垂れ下がるような形状をしています。
首、脇の下、胸、背中、腹部など、体の多くの部分に現れることがあります。
通常、軟線維腫の治療は必要ありませんが、見た目の問題、不快感、または機械的な刺激による痛みがある場合には、外科的切除やレーザー治療が行われることがあります。