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形成外科
  保険適応外疾患

● 黒子(ほくろ)

母斑細胞母斑のうち、小さいものを黒子(ほくろ)と呼んでいます。ほとんどのものは良性ですが、一部に悪性化するものがあります。切除やレーザー治療を行う際には、慎重に悪性かどうかの診断を行う必要があります。当院では、診断のためダーマスコピーを導入しました。また、日本皮膚科学会専門医による正確な診断が可能です。
ほくろの治療は、手術による切除とレーザーによる治療の2通りがあります。それぞれに、長所・短所があります。

● 手術による治療
1回の手術で、確実に切除することができます。悪性化が疑われる場合、切除した組織を顕微鏡でみて診断することが可能です。手術後は、「形成外科的」に、丁寧に縫合しますので、極端な瘢痕になることはありませんが、傷あとは残ります。


● レーザーによる治療
黒色に反応するQスイッチルビーレーザーを使用し、黒色の部分を除去していきます。隆起しているほくろに関しては、事前に、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーを使用して、隆起部分のみを削ります。ほくろは、通常深部にまで達するため、5〜10回程度、繰り返して照射する必要があります。この方法は、黒色の部分のみを選択的に取っていくため、ほとんど傷あとを残さずに、ほくろの除去が可能です。 他施設において、「レーザーにより1回でほくろが取れる。」とうたっているところがありますが、この方法は、上記とは異なり、炭酸ガスレーザーにより、深部まで一度にえぐりとってしまう方法です。陥凹したあとが残ることがありますのでお勧めしません。 5〜10回程度の治療回数がかかりますが、治療料金は、取れるまでの「請け負い制」としています。完全になくなるまで、治療費に関して追加料金をいただきません。ただし、再診料・投薬料は別途となりますので、ご了承ください。治療か回数が多くなっても、より良い結果のでる方法をお勧めします。


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● 母斑細胞母斑、色素性母斑(黒あざ)

黒あざと呼ばれる色の濃いあざです。母斑細胞と呼ばれる色を持つことがある細胞が集まったものです。母斑の大きさは異なりますが、細胞的には、黒子(ほくろ)と同様のものです。しかし、細胞数が多いと悪性化する可能性が高くなると言われています。手術による切除かレーザー治療による減量によりその可能性を低くする必要があります。治療法は、手術による切除、キュレッティング法手術(下記)、もしくは、レーザー治療を行います。レーザーは、黒色に反応するQスイッチルビーレーザーを使用しますが、事前に、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーにより表面を蒸散させることで、その効率が良くなります。レーザーによる治療が難しかったあざの一つですが、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーの併用により、成績が向上してきました。

● キュレッティング法手術
出生直後の面積の広い黒あざ(母斑細胞母斑)に対する新しい治療法です。イギリスのA・モス博士らが開発した方法で、全身麻酔をかけ、生後早期に黒あざを金属の器具でかきとる方法です。出生直後は、母斑が下床と密に結合していないことを利用し、出生後早期に削り取ってしまおうというものです。出血は、ほとんどなく、効果が良好な場合は、黒あざの下から健康な皮膚が現れ、約1週間で表皮が再生します。生後1カ月前後が手術の最適時期であり、生後5カ月ぐらいまでが可能な期間になります。キュレッティング法手術に関しましては、全身麻酔が必要になりますので、慶應義塾大学病院をご紹介します。術後の母斑の残存部分が残りますので、それに関しまして、当院にて、レーザーによる治療が可能です。


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● 老人性色素斑、脂漏性角化症(しみ)

老人性色素斑は、通常、「しみ」と呼んでいるものです。加齢による変化によって出現します。「老人性」という名称ですが、20代や30代の若い方でもできることがあります。日焼けによる継続的な刺激や、てんぷらの油はねなどが原因となります。顔面の頬部(ほほ)や前腕などにできます。はじめは薄い茶色ですが、経過により、濃くなっていきます。また、角質が厚くなって隆起したものを、老人性疣贅(ゆうぜい)、もしくは、脂漏性角化症と呼んでいます。どちらも、レーザー治療により、良好な結果が得られます。

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● 肝斑(しみ)

顔面の頬部(ほほ)に、左右対称に生じる、茶色の比較的色の薄いしみです。老人性色素斑との鑑別が問題となります。老人性色素斑は、外因性の原因によりできますが、肝斑は、主として内因性の原因によります。肝斑は、レーザーにより治療を行うと、かえって色が濃くなることがあるので注意が必要です。比較的穏やかな治療であるIPL装置によるフォトフェィシャルか、軟膏等による保存的な治療を行います。ビタミンCローション、ハイドロキノン軟膏、ルシノール・ローションなどを使用します。


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● 雀卵斑(そばかす)

顔面の中央を中心に、左右対称にできる小斑点状のしみです。老人性色素斑と同様に、レーザー治療により、良好な結果が得られます。広範囲に存在することが多いため、ガーゼをあてる必要のないフォトフェィシャルによる治療法も適しています。


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● 刺青(いれずみ)、アートメイク

いれずみ(刺青)や、眉毛などのアートメイクを、レーザーで除去することができます。ただし、黒い色のものは、概ね良好に除去できますが、色(色素)の種類によっては、取れにくい場合もあります。


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● 赤ら顔、酒さ、ケロイド、肥厚性瘢痕、瘢痕

赤ら顔、酒さ、ケロイド、肥厚性瘢痕の赤みに対して、パルス色素レーザー、Vビームレーザーによる治療を行います。瘢痕に関しては、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーによる凹凸の修正、Vビームレーザーによるコラーゲンの活性化による陥凹の修正を行います。手術の必要な瘢痕に関しては、先に手術を行ってから、レーザーによる治療を行う場合もあります。

赤ら顔、酒さに対する治療は、面積が広くなることが多いですが、受診しやすい料金を設定しています。

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● 座瘡(にきび)

座瘡(にきび)に対する各種のレーザー治療が可能です。にきびの赤みに対して、パルス色素レーザー、Vビームレーザーを使用します。にきびあとの凹凸に関しては、ウルトラパルス炭酸ガスレーザー、Vビームレーザーを使用します。
にきびの再発防止に、IPL装置を使用します。
当院では、レーザー治療以外にも、皮膚科との連携で、ケミカルピーリングを含め、総合的な治療を行っています。


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● 尋常性疣贅、汗管腫、軟線維腫など(いぼ・腫瘤)

いずれも隆起性の病変です。尋常性疣贅は、一般的に、「いぼ」と呼ばれているもので、ヒト乳頭腫ウイルスの感染によるものです。汗管腫は、エクリン汗腺の形態的異常によるものです。眼瞼周囲、頬部、額部、頸部などに多くみられます。軟線維腫は、正常な皮膚組織からなる小腫瘤です。隆起性病変を蒸散させることのできるウルトラパルス炭酸ガスレーザーにて治療を行います。一般的には、液体窒素による凍結療法が行われますが、レーザーによる方が、深度の正確なコントロールが可能です。
尋常性疣贅には、ウイルスの感染した組織を破壊して治療するVビームレーザーによる治療も試みられています。レーザー照射後、2〜3週間で、破壊された疣贅が脱落します。


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※ 治療回数、治療間隔は、目安です。疾患の状態、反応の個人差により、異なります。


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