太田母斑は、多くの場合顔面の半側に存在する青色のあざです。生まれつき存在する場合と、青年になってから出現する場合があります。色の濃いあざですが、レーザー治療が著効するあざです。 太田母斑などに見られる「眼球上の色素斑」の試験的な治療を開始しました。詳細は、こちらをご参照下さい。
日本人を含め、蒙古系東洋人の殿部(おしり)に、出生時より認める青色のあざを蒙古斑といいます。同様のものが殿部以外にできたものを、異所性蒙古斑と言います。殿部の蒙古斑は、ほとんどの場合、成長により自然に消失しますが、異所性蒙古斑は、消失しない場合が見られます。範囲の小さいもの、色の濃いものは、幼少時に治療する場合がありますが、範囲の大きい、色の薄いものは、自然消失する可能性のありますので、幼少時は経過観察で良いと思います。
隆起のない平坦な、薄い茶色のあざです。色が薄いので、容易に取れると思われる場合が多いのですが、実は、厄介なタイプです。レーザー治療をすると、直後は、非常に良くなるのですが、強い再発傾向があります。 再発するときに、毛穴に一致して、斑点状に再発する場合があります。そのような状態が見られるときには、脱毛用のアレキサンドライトレーザーを併用します。脱毛用レーザーは、毛穴の毛根に作用するので、再発した毛穴部位のあざに効果があります。
出生時より認める、赤色の平坦なあざです。成人になるに従い、隆起してくる場合があります。全身に見られますが、顔面の半側に広範囲に認めるものが、典型的なものです。この場合、頭蓋内に、病変を認める場合があるので、頭蓋内の精査を要する場合があります。あざに関しては、レーザー治療を行います。多くの場合、改善しますが、色が薄くなった状態で、残存してしまう場合もあります。通常、パルス色素レーザーを使用しますが、最近は、Vビームレーザーと呼ばれる新しいタイプの装置が登場しています。
出生直後にはなく、出生後2週間くらいから出現する赤色の隆起性のあざです。特に治療をしなくても自然に消失するため、従来は経過観察のみで良いとされていました。しかし、自然消失までに5年程度必要なこと、赤い色は消失しても、隆起や皮膚の質感の違いが残ることから、現在は、早期のレーザーによる治療を行う場合が多くなっています。
外傷により皮膚の中に砂やタールなどの色素が閉じ込められてしまったものを外傷性色素沈着症といいます。レーザーで除去することができます。ただし、色素の種類や深さによっては、取れにくい場合もあります。
皮膚の存在する毛細血管は、通常は、周囲の環境に応じて、拡張したり、収縮したりしています。この機能が何らかの理由により傷害されると、毛細血管が拡張したままとなり、皮膚表面から血管が透見されるようになります。レーザーによる治療は、拡張したままになっている血管を焼灼することにより行います。